ヘルスケア
インプラントとは?メリット・デメリットや治療の流れも紹介
2024-10-29

歯を失った場合に行なう治療の一つであるインプラント。

近年、入れ歯やブリッジに次ぐ第3の治療法として、よく耳にするようになりました。入れ歯やブリッジで不自由している方は、インプラントを検討してみるのも良いかもしれません。

今回は、インプラント治療の気になる費用やメリット・デメリット、インプラントの種類、よくある質問などをわかりやすく解説していきます。

インプラント治療を検討している方はぜひ参考にしてください。

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インプラントとはどんな人が受けられる治療?

「インプラント」という言葉を聞いたことがあっても「具体的にどのような治療なのかわからない」「興味はあるけれど漠然としたイメージしか湧かない」という方もいるのではないでしょうか。

ここでは、インプラントの意味やインプラント治療の対象者について解説していきます。


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歯科インプラントとは

「インプラント=歯科の治療」というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、インプラントは「体内に埋め込む医療器具・材料」を指します。

ちなみに、インプラントは英語で「implant」と綴り、和訳すると「植え付ける」「吹き込む」「差し込む」「移植する」となります。

歯科以外でもインプラントという単語は使用されており、心臓のペースメーカーや美容整形で用いるシリコンなどもインプラントの一つです。

歯科領域では、あごの骨に埋め込む人工歯根をインプラント、正しくは「歯科インプラント」と呼びます。インプラントは歯科で扱う機会が他の科と比べて多いことから、一般的に「インプラント=歯科インプラント」と認識されています。

インプラント治療を受けられる方

インプラント治療は、事故や歯槽膿漏、虫歯などで歯を失った方や、先天的に歯がない方が受けられます。1本からすべての歯まで対応可能です。

ただし、誰でもインプラント治療が受けられるか……というと、そうではありません。

インプラント治療は手術が必要なため、全身状態が悪い方や、インプラントを埋め入れる予定部位のあごの骨が丈夫でない方は治療を受けられないケースもあります。

また、高血圧症や心臓疾患などの循環器系疾患、喘息などの呼吸器系疾患、糖尿病や骨粗しょう症などの既往歴がある方も注意が必要です。その他、歯周病などの基礎疾患がある方は担当医師に相談しましょう。

インプラントとその他の治療の違いやメリット・デメリットは?

失った歯を取り戻す治療には、「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」の3種類の方法があります。

ここからは、それぞれの治療法や、その治療を受けるにあたってのメリットやデメリットを解説していきます。自分にはどのような治療法が合うのか、考えてみましょう。

インプラント治療

インプラント治療では、あごの骨に生体親和性の高い金属であるチタンやチタン合金でできた人工歯根を埋め込む手術を行ないます。

骨のなかに埋める部分をインプラント体(人工歯根)といい、そこにアバットメントと呼ばれる義歯との連結部分にあたる部品を取り付け、義歯をかぶせます(ツーピースインプラント)。

この他、インプラント体とアバットメントが一体となっていて、義歯を取り付けるだけのものもあります(ワンピースインプラント)。

インプラントの最大のメリットは、義歯をしっかりと固定して根っこの機能を回復できるため、本来ある自分の歯のような感覚で噛めるようになることです。

また、外れてしまう恐れが軽減されて異物感なく話せるようになるだけではなく、義歯にセラミックやジルコニアなどを使うことにより、天然の歯とほとんど変わらない見た目になります。

一方、デメリットとしては、治療費が高額になることが挙げられます。なぜ高額になるのかというと、インプラント治療は原則的に保険適用外となり、健康保険がきかず自費診療になるからです。

しかし、外傷・腫瘍であごの骨を失った場合や骨移植を行なった場合、先天的に歯やあごの骨がない方などは健康保険の適応が受けられることもあります。気になる方は、事前に担当医師に相談してください。

インプラントの治療期間は4~6ヵ月程度で、手術後も定期的なメンテナンスが必要になります。治療費は、取り付けるインプラントの種類や口腔内の状態によって異なりますが、30~60万円かかるのが一般的です。

ブリッジ

ブリッジとは文字どおり「橋」という意味です。この治療では、欠損した歯を補うために両隣の健康な歯を削って土台にし、橋(ブリッジ)をかけるように歯をつなぎ合わせた歯冠を取り付けます。ただし、土台になる歯の歯根がしっかりしていなければ、歯冠を取り付けることはできません。

ブリッジのメリットは、インプラントや入れ歯よりも治療期間が1週間~1ヵ月程度と、比較的短期間で済むことです。平均的な強度は入れ歯より長く、約5年で交換となります。

一方、デメリットはかぶせた歯と歯肉の間に隙間ができやすくなって食べ物が絡まり、磨き残しがあると歯周病の原因になりやすい点です。

また、周囲の健康な歯を削って支えることになるため、他の歯にも負担がかかるのもデメリットの一つでしょう。

ブリッジにかかる治療費は通常、保険適応の場合は2~4万円、保険適応外の場合は30~60万円(欠損1歯の場合)になります。


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入れ歯(義歯)

入れ歯は失った歯の代わりに使用する取り外し可能な装置(義歯)のことで、最も一般的に行なわれている治療法です。

入れ歯には「バネのある入れ歯」「バネのない入れ歯」「総入れ歯」「金属でできた入れ歯」などの種類がありますが、大きく分けると「部分入れ歯」と「総入れ歯」になります。

部分入れ歯には、バネのある入れ歯とバネのない入れ歯があります。

バネのある入れ歯は、周囲の歯に金属でできたバネをひっかけて入れ歯を固定する仕組みで、保険適応が可能です。バネのない入れ歯は見た目のきれいさが人気ですが、こちらは自費診療となります。

総入れ歯は、人工歯の部分と人工歯を支える床(しょう)と呼ばれる歯ぐきにあたる部分の2つで構成されています。

この床(しょう)の素材にアタッチメント(付属装置)を埋め込み、人工歯を取り付けます。プラスチックでできたものは保険適応、金属でできたものは自費診療となります。

入れ歯のメリットは、他の治療法よりも手軽に行なえる点です。治療費も保険適応の場合、1~2万円と負担が少なくて済むでしょう。

しかし、デメリットの多さも問題です。入れ歯は話したり食事したりする際に外れやすく、異物感が強いため会話もうまくできないことがあります。

さらに、入れ歯は毎日の洗浄が必要となり、負担に感じる方も多いでしょう。平均的な寿命が1~2年であるため、その都度作り直さなければなりません。

入れ歯の治療期間はアタッチメントなどを取り付ける治療から、入れ歯になじむまで約2ヵ月かかります。

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